あなたが幸せではないのは、あなたのせいではない

こんにちは。
パスカルです。

本日は、あなたが幸せではないのは、あなたのせいではないということを解説させていただきたいと思います。

多くの人が、幸せではないのは、自分のせいと考えていると思いますので、
今日は、その考え方を変えることができればと思います。

本題に入る前に、前回の復習をさせていただきたいと思います。

前回の復習

前回、『“幸せ”とは、良い感情を感じる機会が多く、悪い感情を感じる機会が少ない状態』ということをお伝えました。

そして、『あなたは、幸せですか?』と聞いたときに、
幸せではないと答えられた方が多かったと思います。
そして、その理由は、日々生活する中で、良い感情よりも悪い感情を感じる機会が多いからであると思います。

例えば、

  • クラスメイトから陰口を言われたり、心無いことを言われる
  • テストの成績が上がらず、親に怒られる
  • スポーツで、思ったようなプレーができず、監督やチームメイトから怒られる
  • 誰からも愛されず、恋人ができないので、いつも一人で寂しい思いをしている
  • 妻や夫との喧嘩が多く、家の中が居心地が悪い
  • 仕事で失敗したり、ノルマを達成できず、上司に怒られる

このように、日々、悪い感情を感じる機会は、多くあります。
そして、多くの人は、その原因は、自分にあると考えてしまっていると思います。

  • 自分が面白くないから、陰口を言われたり、いじめられたりするのである
  • 自分が頭が悪いから、テストで良い点を取ることができず、親に怒られるのである
  • 自分の運動の才能がなので、部活で監督やチームメイトに怒られるのである
  • 自分が外見も良くないので、恋人もできないのである
  • 自分の能力が低いので、妻に優しくすることができないのである
  • 自分が頭が悪いので、仕事で失敗して、上司に怒られるのである

今日は、これら全ての原因はあなたにはないということを、解説させていただきたいと思います。
それでは、早速、行きましょう!

今のあなたは、遺伝子と生まれ育った環境によって作られたもの

早速、結論から言わせていただくと、悪い感情を感じる機会が多くなってしまう原因があなたにはない理由は、
今のあなたは、遺伝子と生まれ育った環境によって作られたものだからです。

  • 外見:遺伝子によって決まる
  • 性格、能力の高さ(運動神経・頭の良さ):生まれ育った環境によって決まる

自分の両親を選んで生まれてくることはできませんし、(遺伝子は選べない)
さらに、自分が生まれ育つ環境も、自分で選ぶことはできません。(20歳ぐらいまでは)

このように、自分で選択することができないものが原因で、あなたが作られているのです。
なので、あなたが不幸であることは、あなた自身に原因は一切ないのです。

次に、もっと具体的に分かりやすく、内容を解説したいと思います。

外見は、遺伝子によって決まる

外見は、遺伝子の影響を大きく受けるというのは、科学でも証明されていることですので、
多くの人は、すんなり理解することができると思います。

例えば、あなたの顔は、両親によく似ています。
さらに、肌の色、髪の色、目の色なども遺伝します。
そして、あなたの身長も、両親の身長に大きく影響を受けています。

これらは、生まれた後に、自分の努力で変えることは難しいものです。

このように、あなたの外見は、親の遺伝子によって決まっています。

あなたの性格や能力の高さは、生まれ育った環境によって決まる

次に、あなたの性格や能力の高さは、あなたが生まれ育った環境によって決まるということを
解説したいと思います。

分かりやすい例で解説

分かりやすい例を用いて、解説したいと思います。

例えば、多くの皆さんが経験あると思われる、学校のテストを例に考えてみたいと思います。

A君は、学校の数学のテストで、20点を取ってしまったとします。
それを家に帰って、お母さんに見せたら、
『あんた、またこんな点数取って!ちゃんと勉強しているの?次、良い点取らないとお小遣いなしよ!』と怒られたとします。
そして、お小遣いが無しになるのは、嫌なので、一生懸命勉強しようとしますが、勉強しようにも、よく理解できないので、また、次も、悪い点を取ってしまうということを繰り返してしまいます。
親に怒られるのも嫌ですし、自分が低い点数をとっていることを友達に知られるのも恥ずかしいですし、一生懸命勉強しても、点数が伸びないことも嫌ですし、A君の中には、悪い感情がどんどん蓄積していきます。

そして、A君は、自分が勉強ができないのは、“生まれつき、頭が悪いから”とか、“自分には、勉強の才能がないから”とか考えてしまって、“悪いのは、全部自分である”と自分を責めてしまいます。
このように、A君と同じような体験をしたことがある人は、多くいると思います。

しかし、テストで良い点数を取ることができないのは、A君のせいではないのです。

学校に行くことができない子どもたち

例えば、アフリカの山奥の村にB君という男の子が居たとします。
B君の家は貧しくて、毎日家の手伝いをしなければならず、学校に通うことができていません。
ですので、文字を読むことも書くこともできません。

一方、日本に住んでいる皆さんは、おそらく全員が文字を読んだり、文字を書くことができると思います。
その点を見ると、明らかに皆さんの方が能力が高いと言えます。

それでは、B君は、生まれつき頭が悪いのでしょうか?
B君は、生まれつき勉強の才能がないのでしょうか?
違いますよね?
B君は、学校に通うことができていないので、文字を読んだり、書いたりすることができないだけです。

私たち日本人は、恵まれたことに、小学校1年生から中学校3年生までの9年間、平日は毎日学校に通って、文字の読み書き以外にもいろいろなことを勉強しています。
その結果、いろいろなことができるようになっているのです。
一方、貧しいアフリカの子どもは、一回も学校に行くことができていないのです。
このように、生まれ育った環境によって、能力差が出てくるのです。

日本でも、生まれ育った環境で、能力差が生まれる

これと同じことが、日本でも起きているのです。
皆さんが、勉強ができないのは、生まれ育った環境が原因なのです。
そして、皆さんの周りにいる勉強ができる人も、生まれ育った環境が原因で頭が良くなっているのです。

ここで、C君とD君を例に見てみましょう。

例えば、小学生の時に、勉強ができずに怒られてばかりいたC君は、勉強が嫌いになりました
C君は、勉強が嫌いなので、友達と遊んだり、ゲームや漫画を読んで日々過ごしています。
ですので、テストの点数もいつも30点ぐらいです。
そして、家ではいつもテストの点数が悪いと怒られ、勉強しなさいと言われて、どんどん勉強が嫌いになります。

一方、小学生の時に、勉強を面白いと思わせてくれた素晴らしい先生に出会ったD君は、勉強が好きになりました
D君は、友達と遊んだり、ゲームをしたりしますが、家では大好きな勉強もしっかりとやります。
ですので、テストの点数もいつも90点以上です。
そして、家では、よく頑張ったねと褒められるので、どんどん勉強が好きになりました。

このように、同じ小学生のC君とD君でも、勉強の楽しさを教わることができなかったC君と
勉強の楽しさを教わることができたD君では、成績で大きな差
となって出てきてしまいました。
この後、中学、高校と進んで行った時に、とてつもない差になることは、皆さんも分かると思います。

しかし、C君とD君は、生まれた時には、大きな差はありませんでした。
D君は、偶然出会った素晴らしい先生によって、勉強を大好きになることができただけです。
これが、生まれ育った環境なのです。

C君も、D君のように、素晴らしい先生に出会うことができて、勉強を大好きになっていたら、
今では、優秀と言われるような成績を取ることができていたと思います。

スポーツでも、環境の違いが能力差として出てくる

先ほど、C君とD君で、勉強を例に解説させていただきました。
そして、それは、スポーツでも同じことが言えます

小学生であるE君とF君が、小学1年生からサッカーを始めました。
E君は、学校で小学校の先生からサッカーを習っていました。
一方のF君は、近くのサッカースクールに通っていました。
サッカースクールで教えていたコーチは、元日本代表のコーチでした。
F君は、いろいろなことを教えてもらい、どんどん上手くなって、日本代表候補に選ばれます。
E君は、楽しくサッカーをしていましたが、そんなに上手くなることもなく、日本代表候補にも選ばれましせんでした。

このように、サッカーを習っていたコーチの違いでも、サッカーがどれだけ上手くなるかが変わってくるのです。

あなたの能力の大部分は、生まれ育った環境によって決まるのである。

努力も、環境によって決まる

確かに、生まれ育った環境によって、身に付く能力が変わるということは理解できると思いますが、
環境だけでなく、個人の努力も身に付く能力に大きな影響を与えているのではないかと考えた人が多いと思います。

しかし、私は、この努力というものも、環境によって、決まると考えています。
努力できた人は、努力できる環境があったからであり、
努力できなかった人は、努力できない環境があったからであると考えています。
この部分は、かなり長い説明は必要な部分になりますので、また、別の記事でしっかりと解説したいと思います。

今回は、私の結論だけ、知っておいていただきたいと思います。

あなたが努力できるかどうかも、生まれ育った環境によって決まるのです。

自分を責めるのは、絶対にやめてください

今のあなたは、遺伝子と生まれ育った環境によって決まるという話をしてきました。

私は、まず言いたいのは、今のあなたは、あなたが原因ではないということです。
そして、あなたが原因でもないのに、自分を責めるのは、絶対にやめてくださいということです。
自分が原因でもないことで、自分を責めて、落ち込んでいる時間は、あなたにはないのです。
そんなことに時間を使っているほど、人生は長くないのです。

しかし、今の自分を責めて、落ち込んで、何も行動できずにいる人は、本当に多いです。
これは、本当にもったいないことです。
でも、あなたに原因がないと気が付くことができた皆さんは、今後、自分を責めるということはないと思います。
それだけでも、人生は少し楽になると思います。

あなた自身は、これから変えることができる

今のあなたは、遺伝子と生まれ育った環境によって決まるという話をしたので、
今の自分を変えることはできず、今の自分を受け入れて生きていかないといけないと思っている人も
いるのではないでしょうか。

ここで、はっきりと言わせていただきますが、
今後、あなた自身を大きく変えることは可能です。

遺伝子の影響を受けている外見を変えることは難しいですが、
あなたの能力や性格は、周りの環境を変えることで、大きく変えることができます
むしろ、私は、自分の周りの環境を変えることで、自分を大きく変えることができました
この部分で、私は、皆さんのお役に立つことができると考えています。

まとめ

それでは、今回の記事のまとめです。

  • 多くの人が、悪い感情を感じる時に、自分が原因であると考えてしまっている
  • 今のあなたは、遺伝子と生まれ育った環境が原因である
  • 今のあなたは、あなたが原因ではないので、自分を責めて落ち込むのは絶対にやめてください
  • 今のあなたは、変えることができる
  • 今後、あなた自身を変える方法をしっかりと解説していく

次回の章では、あなたが不幸な人生から抜け出すにはどうしたら良いかを解説させていただきたいと思います。
そのためには、”5.幸せな人と不幸な人の決定的な違い“を見ていきたいと思います。

次回も楽しみにしていてください!

皆さんも、考えてみてください

この記事は、私パスカルの一意見です。
ですので、絶対的な正解ではありません。
私の意見を参考に、皆さんも自分で考えてみてください
そして、皆さんの考えをコメントで教えてくれると嬉しいです。