こんにちは。
パスカルです。
前回は、能力を簡単に高めるためには、“繰り返しの頻度を高める”ことが重要で、
そのために、『人間の性質』の“モチベーション”を理解することが必要であるというお話をしました。
今回の記事では、その“モチベーション”に関して、分かりやすく解説したいと思います。
この“モチベーション”を理解できれば、あなたも勉強や仕事、スポーツなど、自分がやりたいと思っていることをどんどん行動することができるようになり、どんどん能力を高めて、自分の目標や夢を実現できるようになります。
それでは、早速、始めていきましょう!
モチベーションとは何か?
まず、初めに、“モチベーション”とは何か?について、解説したいと思います。
皆さんも、普段使う言葉なので、何となく意味が分かっているとは思います。
モチベーションとは、ある行動をやりたいと思う気持ちと定義したいと思います。
例えば、勉強に対してのモチベーションが高いというのは、
勉強をやりたいと思う気持ちがあるということです。
逆に、勉強に対してのモチベーションが低いというのは、
勉強をやりたいという気持ちがないということです。
モチベーションを上げることは簡単
多くの人は、モチベーションを上げるのは難しいと思っていると思います。
それは、多くの人が、モチベーションが低いにも関わらず、やらなければならないことを無理やりやってきた経験があるからです。
これは、前回の例えのように、首を無理やり180度回転させているようなものです。
このようなことをしていると、ストレスが溜まったり、身体を壊したりしてしまうのです。
しかし、モチベーションに関して理解することができれば、モチベーションを上げることは、非常に簡単です。
皆さんが、今まで、モチベーションが上がらずに、無理してやっていたことも、楽しくやることができるようになります。
どうですか?知りたいと思いませんでしょうか?
それでは、早速、次の章から、モチベーションに関して、詳しく説明していきます。
モチベーションという機能は、何のためにあるのか?
そもそも、モチベーションという機能は、何のためにあると思いますか?
結論から言ってしまうと、人間という種の保存のために、私たち人間に備わっている機能なのです。
種の保存というと少し難しいと思われるかもしれませんが、
簡単に言うと、人間という生物が、絶滅せずにいつまでも残っていくということです。
私たち人間には、人間という種を守らないといけないという本能があります。
これは、生まれた時から誰もに備わっているものです。
そして、自分の種を守らないといけないという本能は、人間だけではなく、全ての生き物に備わっているものです。
全ての生き物が、自分の種を絶滅することなく、生き残っていくために行動しています。
そうは言っても、絶滅しないために、具体的にどのようなことをしているのか?
イメージつかない人がほとんどだと思います。
皆さんの中で、『人間が絶滅しないためにこれをやろう』と思って行動したことがある人はいるでしょうか?
おそらく、いないと思います。
全ての種は、種を絶滅させないようにするために、無意識に自分の子孫を残すということをしているのです。
人間ですと、結婚して、自分の子どもを産み、子どもを育てて、子どもが結婚して、孫が産まれるというようにして、自分の子孫を残すことで、絶滅しないようにしています。
そして、これは、動物も魚も、植物や昆虫も同じです。
そして、全ての生き物は、自分の子孫を残すための様々な機能が生まれつき備わっているのです。
そして、モチベーションもその機能の一つなのです。
人間という種が絶滅せずに残っていくことを、今後の記事では、『種の保存』と書かせていただきます。
そして、人間という種が残っていくために、子孫を残すことを『人間の目的』と書かせていただきます。
どういう時に、モチベーションは高くなるのか?
モチベーションは、『人間の目的(自分の子孫を残す)』ための機能であることが分かりました。
それでは、どのような時に、モチベーションが高まり、
どのような時に、モチベーションが低くなるか分かりますか?
それは、『人間の目的(自分の子孫を残す)』のために必要な行動には、モチベーションが高まり、
『人間の目的(自分の子孫を残す)』のために不要な行動には、モチベーションが低くなるのです。
モチベーションが高くなる行動は、例えば、食事です。
食べ物を食べないと、私たち人間は、餓死してしまいます。
そうすると、私たちは、自分の子孫を残すことができません。
ですので、生きるために必要なものを食べるという行動には、モチベーションがわくようになっているのです。
逆に、『人間の目的(自分の子孫を残す)』のために不要な行動には、モチベーションが低くなります。
例えば、川に行って、落ちている石をできるだけ高くつみあげるとします。
このようなことをいくらやっても、自分の子孫を残すことに繋がりません。
このような自分の子孫を残すことに繋がらない行動ばかりしていると、人間という種は絶滅してしまいます。
そのため、自分の子孫を残すのに不要な行動には、モチベーションが低くなり、
行動しないようになっているのです。
モチベーションがわかない行動は、本能が嫌がっている?
モチベーションがわかない行動というのは、『人間の目的(自分の子孫を残す)』のために不要な行動であると、
本能が教えてくれているのです。
しかし、皆さん、モチベーションがわかない行動を日々やってしまっている人も多いのではないでしょうか。
モチベーションがわかない行動を無理やりやってしまっているということは、
本能がやらない方が良いと言っていることを無視して、逆行しているということです。
私は、このプログラムが始まる前に、皆さんにお願いしたことを覚えていますでしょうか。
それは、決して、無理をしない、頑張らない、努力しないということです。
それは、これが理由だったのです。
皆さんが、やるのが嫌だなと思うということは、今、それをやるタイミングではないということを本能が教えてくれているのです。
その時に、無理やりやっても、意味がないことが多のです。
ですので、私は、決して頑張ってやらないでくださいと言ったのです。
モチベーションがある時には、努力は一切必要ない
逆に、モチベーションが高い時には、頑張りや努力、苦労してやるということは一切ありません。
皆さんも、お腹が空いて、ご飯を食べたいと思っている時に、
『努力して、頑張ってご飯を食べないといけない』と思う人はいないと思います。
このように、モチベーションが高い時には、やりたいと思ってやっているので、努力などは一切ないのです。
ですので、努力しないといけないとか、頑張ってやらないといけないと思っているということは、モチベーションが低くなっている行動(本能がやらない方が良いと言っている行動)であることを教えてくれているのです。
例外
補足ですが、モチベーションが高い行動が全て、『人間の目的(自分の子孫を残す)』に必要な行動であるとは言えません。
モチベーションが高い行動でも、一部特殊なものは、自分の子孫を残すのを妨げることがあります。
例えば、覚醒剤などの薬物を使用することなどです。
覚醒剤などの薬物は、使用すると気持ちが良いと感じてしまうので、一度摂取した人は、それに対して、高いモチベーションがわいてしまいます。
しかし、覚醒剤を使用すると、身体をダメにしてしまうので、結果的に、自分の子孫を残すことができなくなってしまいます。
他にもお酒を飲み過ぎることや、ギャンブル、スマホゲームやテレビゲームをやり過ぎることも同じです。
このように、モチベーションが高く、やりたいと思うことでも、『人間の目的(自分の子孫を残す)』を妨げることになる行動もありますので、注意が必要です。
このような行動は、法律で規制されていることが多いです。
モチベーションが上がらない勉強
皆さん、小学生の時から学校などで勉強してきたと思います。
しかし、皆さん、勉強に対してのモチベーションは高かったでしょうか。
おそらく、高くなかった人の方が多いと思います。
では、勉強に関しても、『人間の目的(自分の子孫を残す)』のために不要な行動なのでしょうか?
そんなことはありません。
勉強することで、様々なことを知ることができ、それは、将来、いろいろなことで役立つことになります。
自分がやりたい仕事ができるかもしれませんし、様々な知識があることで、快適に生活することができる可能性は高くなります。
そうすることで、好きな人と結婚し、子どもを産むことができる可能性も高くなります。
それでは、なぜ、『人間の目的(自分の子孫を残す)』に繋がる行動であるにも関わらず、私たちは、モチベーションがわかなかったのでしょうか?
それは、私たちが子どもだったので、『人間の目的(自分の子孫を残す)』に繋がる行動であるということが理解できなかったのです。
皆さんも、小学生の時には、“なぜ、勉強しないといけないのか”が理解できていなかったと思います。
大人が、将来のために勉強しろと言っても、将来役に立つのかもしれないとは思いつつも、どう役に立つかが分からなかったと思います。
このように、『人間の目的(自分の子孫を残す)』のために必要な行動であるかどうか、自分が理解できていない場合には、モチベーションがわかないようになっているのです。
何が人生の目的のために必要な行動かは時代によって変わる
生きていくために必要な欲求の食欲などは、いつの時代であっても、必要な行動です。
しかし、時代によって、『人間の目的(自分の子孫を残す)』に必要な行動が変わる場合もあります。
例えば、現代では、勉強や仕事ができるということは、『人間の目的(自分の子孫を残す)』のために必要な行動になってきます。
仕事ができれば、それだけお金を稼ぐことができ、快適な生活を送ることができます。
さらに、お金があれば、子どもが生まれても、充実した環境を用意してあげることができます。
一方、お金がなければ、結婚も難しいですし、子どもも育てることができません。
ですので、現代では、勉強ができたり、仕事ができるということは、『人間の目的(自分の子孫を残す)』ために必要な能力になります。
しかし、狩りをして生活していた、原始時代ではどうでしょうか。
いくら勉強しても、生きていくことができません。
原始時代では、狩りが上手でないと、食べ物を手に入れることができないので、生きていくことができないのです。
その時代では、勉強ができるよりも、狩りが上手であったり、運動神経が良い方が、『人間の目的(自分の子孫を残す)』のために必要な能力になります。
このように時代によって、『人間の目的(自分の子孫を残す)』のために必要な能力は変わる可能性があります。
そのため、食欲のように、生まれた時から備わっている本能ではなく、生まれた後で、その時代の環境によって、必要なものを自分で判断して選択できるようにしているのです。
重要なのは、自分でしっかりと『人間の目的(自分の子孫を残す)』のために必要な行動であると理解しているということです。
他人が重要であると言われたからという理由ではダメなのです。
他人が重要であるということで、その行動にモチベーションがわいてしまったら、
嘘を教えられてしまった場合、その人は、自分の子孫を残せなくなってしまいます。
ですので、他人から重要であると言われただけでは、モチベーションはわかず、
自分でしっかりと重要であると理解したものにだけ、モチベーションがわくようになっているのです。
能力が高い人たちは、モチベーションをコントロールしている
能力が高い人たちは、このモチベーションを自分でしっかりとコントロールしています。
例えば、勉強ができる人は、勉強することが、『人間の目的(自分の子孫を残す)』のためにどれだけ重要であるかをしっかりと自分で理解しています。
ですので、勉強をやるモチベーションがどんどんわいて来るのです。
そうなると、勉強がやりたくて、やりたくて、たまらなくなってくるのです。
こうなると、放っておいても、自ら進んで時間があれば、勉強するようになります。
そうすると、当然ですが、どんどん能力が上がっていきます。
しかし、本人たちは、自分がやりたいことをしているだけなので、努力して、頑張っているという認識がありません。
このようにして、能力がどんどん上がっていくと、いろいろなことができるようになります。
テストの成績も良くなり、偏差値の高い高校や大学に合格することができたり、
倍率の高い会社に就職することができ、そこで好きな仕事をすることができたりするでしょう。
これは、勉強に限らず、スポーツや恋愛、人間関係、趣味でも同じように、
どんどん能力を高めることができれば、自分の目標をどんどん達成することができます。
このようにして、能力が上がれば、日々の苦痛は減り、良い感情を感じる機会が増えることになり、良い日々を過ごすことができるようになります。
そうすれば、あなたの人生は、幸せな人生になるでしょう。
モチベーションをコントロールする重要な鍵
上の章でも話した通り、モチベーションを自分で高めることができれば、
どんなことも、楽しく能力アップすることができるようになり、
幸せな人生を生きることができるようになります。
モチベーションを高めるためには、自分がやりたいと思っていることを
『人間の目的(自分の子孫を残す)』のために必要な行動であると、自分でしっかりと理解することが必要です。
これができるかできないかが、能力が高いか低いかを分けているのです。
これこそ、モチベーションをコントロールする重要な鍵なのです。
例えば、皆さんは勉強に関して、『人間の目的(自分の子孫を残す)』のために必要な行動であると理解していますか?
本当に理解しているかどうかは、勉強に対してのモチベーションが高いか低いかで、明確に分かります。
空いている時間、勉強をやりたくならない人は、まだ、理解できていないと思っていただいて良いと思います。
それでは、どのようにしたら、この『完全に理解する』ということができるようになるのか?
それは、次の記事でしっかりと解説したいと思います。
(8.“モチベーション”上げるのに必要な『完全に理解すること』)
毎回、重要な話をしていますが、次回は、最も重要な話になります。
興味のある方は、次の記事も読んでみてください。
まとめ
それでは、今回の記事のまとめです。
- モチベーションとは、ある行動をやりたいと思う気持ち
- モチベーションは、人間という種の保存のために、私たち人間に備わっている機能
- 全ての生き物は、種の保存のために、自分の子孫を残す本能がある
- 自分の子孫を残すために必要な行動に、モチベーションがわく
- 自分の子孫を残すために不要な行動には、モチベーションがわかない
- 『人間の目的(自分の子孫を残す)』のために必要な行動と完全に理解していない行動には、モチベーションはわかない
- モチベーションを自分で高め、能力をアップすることで、幸せな人生になる
- モチベーションをコントロールする鍵は、『人間の目的(自分の子孫を残す)』ために必要な行動であると完全に理解することができること
次回の記事では、モチベーションをコントロールする鍵になる『人間の目的(自分の子孫を残す)』ために必要な行動であると完全に理解するための方法を解説します。
(8.“モチベーション”を上げるのに必要な『完全に理解すること』)
次回の記事もお楽しみに!
皆さんも、考えてみてください
この記事は、私パスカルの一意見です。
ですので、絶対的な正解ではありません。
私の意見を参考に、皆さんも自分で考えてみてください。
そして、皆さんの考えをコメントで教えてくれると嬉しいです。